ギターの奏法に、ボトルネック奏法(スライドギター)というものがあります。元々は、酒瓶などから首の部分をとり、指にはめたそれを弦にあてながらスライドさせ、「ワウワウギュイィーーーンッ」のような音(音楽に疎い作家による想像オノマトペ)を奏でる奏法らしいです。酒瓶の首にあたる道具はスライドバーと呼ばれ、現在では様々な素材のものがありますが、ROVINAの真鍮雑貨に着目していただいたお客様から、真鍮製スライドバーの製作依頼(フルオーダー)をいただきました。間口から先端にかけて13号から9号へテーパーするスライドバーは、一部鍛金技法を用いて製作。弦に触れる胴体部分はフラットに磨き上げ、丸みを持たせた先端部分は鎚目を残したままに。指の動きをスムーズにするため、間口にはえぐりを設け、その反対側はROVINAの刻印を施したシルバー製のヘッドバッジで飾りました。お渡しした際、実際に演奏していただいたのですが、自分の作品が実際に音色を変える姿は、冥利に尽きる想いがありました。フルオーダージュエリー/雑貨、お気軽にご相談ください。